外出自粛要請や往来自粛要請等が続いていた状況も鑑みて、新型コロナの感染状況が少し落ち着いてくるまで公開を見送っていましたが、京都市バスが3月19日から新ダイヤを開始。
この2年で大きく変化した今の生活様式定着に加えて、観光需要の消失や経営見通しの甘さという京都市バス固有の事情もあって、全線規模の減便を実施。
（お知らせ）2022年3月実施の市バス新ダイヤについて(京都市交通局)
今回の新ダイヤでは新型コロナの影響を大きく受けた路線が休廃止に。
【廃止】
深夜バス(MN204号系統･MN205号系統･MN17号系統･MN特西3号系統)
【休止】
観光路線(100号系統･101号系統･102号系統･105号系統･106号系統･111号系統･循環2号系統)
【一部便を民間事業者に移管】
快速205(快速立命館)号系統…運行本数の3割程度を西日本JRバスに移管
86号系統･北3号系統…運行本数の2割～5割程度を京都バスに移管
【その他】
一部停留所で名称変更やのりば追加を実施
いやー、まさか以前はひっきりなしで発着していた100号系統(京都駅前～銀閣寺前)が姿を消すとは… 観光路線の事実上廃止が一番目立つ内容で、観光客で賑わっていた時代を知っていると「ショッキング」という一言では片づけられない惨状。
ほか、運行本数が2本/時以上設定されているほぼすべての系統で減便を行うということで、全体の減量幅は示されていませんが最大10%程度の減便が行われる路線もある模様。
経営健全化団体への転落もほぼ避けられない状況なうえ、訪日観光客回復の見通しも引き続き立たないだけにしばらくは暗い話題が続きそう。
