明治政府樹立後の1883年から途絶えることなく刊行が続けられている「官報」。
やわらかめに説明すると結構難しいことがアレコレと書かれている新聞(とはちょっと違う)みたいな感じのやつですが、今まであくまでも紙の補完としての位置づけだったデジタル版を今後は正本として扱おうという方向に。
正本をデジタル版に変えるには関連法令を改正しないといけないため、まずはデジタル版でも法的効力が発生できるように解釈を変えるとのこと。
地方自治体のレベルだと公報誌の発行をすでにデジタル版一本に移行しているところも少なくないようで、官報もゆくゆくはその方向になりそうな話になりそうな気配。
最近の官報を読む機会はそうないのですが、戦前の官報には企業の登記事項が掲載されていたので時間を見つけてデジタル化された官報をちょこちょこ読んでおります…
人と会うのが…というこういう時代だからこそデジタル版の強みを実感せざるを得ないところ、紙媒体衰退の流れはここでも一緒みたいですね。
