City Bus Lovers・玄琢特六企画 附属ブログ

City Bus Lovers・玄琢特六企画 附属ブログ。濃い乗り物(バス)ネタを狭く深く。

「i・ma・doコード」整備の裏側

自粛期間中だった2021年夏に整備が行われたQRコードでのシティバス接近情報サービス「i・ma・doコード」。

かねてより旧・交通局(現・オオサカメトロ)が整備したバスロケ式標柱の後継とみられていましたが、2022年3月の市会にて設置理由が明らかになったので引用にて紹介。

発言は塚本都市交通局*1バスネットワーク企画担当課長によるもの。

バスロケーションシステムにつきましては、昭和56年*2(原文ママ)に導入を開始し、(中略)現在、バス車両の接近をお知らせするものがございますが、その他、一部機能を停止しているものもございます。
 この一部機能停止の理由でございますが、システム機器の老朽化に伴い、故障、補修に要する交換部品がメーカー側の保有期間終了により欠品となっていることによるものと聞いております。バス接近情報を確認できるi・ma・doコードを掲示しているところでございます。

大阪市会会議録検索システム「大阪市 令和4年3月定例会常任委員会(都市経済・通常予算) 03月14日-04号」https://ssp.kaigiroku.net/tenant/cityosaka/SpMinuteView.html?council_id=3416&schedule_id=5&minute_id=145&is_search=true 2023年7月30日閲覧

この時点ではシティバスのバス接近情報提供はWEBを使ったものに原則一元化する方向性だった模様。

旧・市バスの破綻処理時に過大投資の「負の遺産」に近い位置づけもなされただけに、経営基盤が弱いシティバス単独ではバスロケ標柱の機能保持が重荷になっている様子…でしたが、ここまで書いたところで新しい動きがあったため続きはまた後日。

*1:市が保有するシティバス株を所管する部署

*2:1981年