City Bus Lovers・玄琢特六企画 附属ブログ

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北港観光バス 3月ダイヤ変更で運行規模を再び大幅縮小

新型コロナによる経営長期低迷に加えて人件費・燃料費の高騰、4月に控えた労働基準法の規制強化も影響し、湾岸地区などでシティバスと競合する北港観光バスは運行規模の大幅な縮小を発表。

【1系統サークルバス/あびこ天美北線】減便を伴うダイヤ変更のお知らせ(3/2土曜~)(北港観光バス)
【3・4系統】減便を伴うダイヤ変更(3/2土曜~)、路線廃止(8/1木曜)のお知らせ(北港観光バス)

同社では昨年11月にも大規模減便を行っており、今回はさらに減便規模を拡大した形に。

 

ダイヤ変更の対象となる4路線は3月2日以降土曜・休日は全便運休し平日のみの運行、さらにメトロ・コスモスクエア舞洲を結ぶ3系統・4系統は7月末をもって廃止予定であることも同時に表明。

来春のメトロ夢洲駅開業を待たずの撤退、同路線はコロナ前から採算性確保が苦しかったことも明らかになりましたが…んんん?

コスモスクエア舞洲だと走行区間大阪市内なので、市の都市交通局が主管するバスネットワーク補助の対象になるのでは…? という気が。

大阪市バスネットワーク改善補助金交付要綱(大阪市)

大阪市は赤字路線の補填に比較的積極的な面があるだけに、市内に路線を構える北港観光もシティバスと同じく適用対象になり得るはずですが、湾岸地区で旧市バス*1との競合に勝った公共交通機関としてこの手段も検討してほしかったところです。

*1:現・オオサカメトロ、ただし旧市バスは採算度外視の路線設定を乱発していたことにも留意。