国土交通省は事業者に対して行った行政処分の不利益情報開示期間を、これまでの原則3年(バス事業者の場合)から一律5年に変更。
運輸事業者の不利益情報の開示期間をこれまでの最長の5年に統一します~公共交通の安全対策に係る運輸モード横断的な点検結果~(国土交通省)
運用改定の理由が昨年の知床遊覧船事故だったようで、国交省側も安全対策の不備の周知をより強化する必要があるとの判断になった模様。
今回の開示期間変更で旧規則で一度公開終了になった一部の不利益情報*1が再度開示に。
昨年10月に静岡県で起きた美杉観光バス(埼玉)の死亡事故。当時運転していた運転手の男が先日起訴されたばかりですが、国交省関東運輸局の監査で事業者側の様々な法令違反が発覚。
28日付でのべ440日(8両×27日間、8両×28日間)の車両使用停止を美杉観光バス本社営業所に命令。
https://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/content/000292508.pdf(国土交通省関東運輸局・PDF形式)
今回の行政処分で課された違反点数は44点。車両の整備不良で一般紙の新聞でも問題になった鬼ヶ島観光自動車(香川)に次ぐバス事業者全国2位の累積違反点数に。