今回はかつて近江鉄道で活躍していた前後扉の中型車を紹介。
関西地区ではすでに姿を消した富士重工業の16E型(通称6E)車体を架装。車台は導入当時(1988年)の西武グループ御用達だった日産ディーゼルで、写真は近江鉄道が自社導入した車。
撮影した2009年当時でも最古参格の車両でしたが使い勝手が良かったようで、西武バスからの移籍車も含めて2010年代後半まで同社や系列の湖国バスで活躍。
この6E、同時期の大型車モデルだった5E(15E型)とともに車体がモノコックから現在のスケルトンへ移る過渡期に作られた車両*1だったため、モノコック時代のデザインが色濃く残るところも特徴でした。
あとは車両も標準仕様が広がる前の時代、事業者ごとにカスタマイズが効いた外観も懐かしいところです。
たまには昔話。