千葉県の準大手私鉄として知らせていた新京成電鉄が、大手私鉄で完全親会社の京成電鉄に吸収合併されることが京成の取締役会にて決定。合併は2025年4月1日実施予定。
完全子会社（新京成電鉄株式会社）の吸収合併（簡易合併・略式合併）に関するお知らせ(京成電鉄)(PDF形式)
準大手格以上の鉄道事業者では20年近く前に上場大手私鉄が1つ消滅(当時の阪神電鉄がグループごと阪急の傘下入り)して以来の再編劇。
阪急の一ブランドとして屋号だけは残っている阪神とは異なり、こちらは完全に吸収合併。
昨年(2022年)の完全子会社化時に京成側は新京成のブランドは変えないとの声明を出していましたが、急速に変化する社会に対応するため新京成を吸収する判断に。
京成･新京成ともに公式ホープページ上で詳報が発表されていないため、現在新京成の傘下に入る船橋新京成バス･松戸新京成バスの処遇については明らかになっていないものの、今回の吸収合併で何らかの変化が生じるのは避けられない見通しか。
体力を失った路線バス事業者に続き、鉄道事業者も淘汰の時代に。
