10年以上にわたって経営不振が続いていた大阪・金剛自動車のバス事業がきょう20日で廃止。時間的にはすでに最終営業を終了している頃かと思います。
ここ10年での大阪府下での路線バス事業全廃は日本城タクシー*1・大阪市営バス*2に続いて3事業者目。
今回の金剛自動車の場合は事業廃止の手法も唐突な撤退表明から強行着陸同然の内容だっただけに、慢性的な赤字経営に転落した時点でなぜ路線整理に出なかったのか。あるいは事業譲渡にしても軟着陸する方法もあったように思うと、最後10年ほどの同社の経営姿勢や手腕はあまりにも残念という感想しか出ません。
急な退場で大きな混乱を生んだ末、明日からは大規模な路線再編のうえ「4市町村コミバス」として再出発をする南河内地区の路線バス。
大手私鉄系2社(南海・近鉄)に委託される路線では金剛自動車では最後まで非対応だったICカードの乗車券にも対応するとのことで、どういう車両が登板するかも要注目です。
タイミングを見て一度新体制のバスに乗りに行こうかな…?