City Bus Lovers・玄琢特六企画 附属ブログ

City Bus Lovers・玄琢特六企画 附属ブログ。濃い乗り物(バス)ネタを狭く深く。

「4市町村コミバス」開始、そして新たな動きも

慢性的な経営不振などの影響により20日限りで事業廃止となった大阪・金剛自動車。事業廃止時の路線を再編・整理のうえ、同社の営業区域だった富田林市東部と南河内郡3町村を対象にしたコミュニティバスがきょうから運行開始。

大阪 金剛バス廃止 地元自治体など一部路線引き継ぎ運行開始(NHK)

既報の通り、南海バス近鉄バスの担当便では交通系ICカードの利用が開始されて充当車両も一気に近代化したほか、金剛自動車の在籍車両も一部が河南町の車両として移籍を果たし、当面は引き続き富田林駅前に旧金剛カラーの車両も顔を出す模様。

一方、金剛自動車の事業廃止に対応して行政側では新たな動きも。

新モビリティ導入検討協議会について(大阪府)
万博で運行の自動運転バス 南河内地域導入に向け協議会初会合(NHK)

大阪府が旧金剛自動車の営業区域に大阪・関西万博で使用後の自動運転バスを転用できないかを模索する会議が開かれたとのことで、大阪シティバスの堀元治会長も兼務するメトロ常務の肩書きで出席。、

自動運転バスの導入は将来的な労働者人口減も見据えてメトログループが新型コロナ前から力を入れている構想で、実証実験は2026年度開始を目標に設定。

金剛自動車の事業廃止に合わせて急きょ立ち上がった事例なだけに、今後の会議の行方にも注目したいところです。