きょうは乗り物にも少し関わるフォントの話題。
1990年代前半まで国内最大手だった書体メーカー「写研」が生み出した名フォントたちが、ついに今年の秋にデジタルフォントとして提供開始されるとの発表。
写研フォントを提供するのは1990年代以降台頭した書体メーカー大手の「モリサワ」。
フォントに詳しくない方には「写研」なんだそれ?という話になってしまいますが、少し古い漫画*1やよく見る道路標識*2に使われるのがここの会社が手掛けたフォントだったりします。
写研が長らく消極的だった書体のデジタル化へついに踏み切るという一報が出たのが2021年。それから3年で100フォントが一気にデジタルフォントとして生まれ変わるとのことで、デジタル移行とともに姿を消した往年の名フォント*3がついに一般のパソコンで利用できるという、写研のこれまでの社風を考えるととてつもなく革新的な出来事!
今回はフォント単体の販売ではなく定額利用制の枠内での提供*4とのことで、素人が簡単に手を出すにはちょいと厳しいのが難点ですが、一度姿を大きく減らした写研フォントが再び陽の目を浴びるかも…というは非常にワクワクします。