あす26日に開幕する「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」に合わせ、いすゞ自動車は同イベントで初展示する電気バス「エルガEV」を発表。
いすゞ、BEVフルフラット路線バス「ERGA EV」を世界初公開～カーボンニュートラルの実現を目指し、2024年度中の発売を計画～(いすゞ自動車)
先行している海外勢と差別化する点として、電気バス化で段差をなくせる点を生かしフルフラット化に挑戦したのが最大の特徴。
デザインのほうも現行のエルガ(ディーゼル車)をマイナーチェンジ。前照灯は同社のトラック「エルフ」と共通化するなどの変化があり、2024年度発売開始を目指すとのこと。
と、フルフラット化が最大の目玉…ですが、かつて同型ノンステが販売中止になった理由として大きかった座席定員の減少は今回も発生し、エルガEVの座席定員は21人の模様。
東京都バスで2019年に導入されたヴォルグレン車体のフルフラットバスでは車両後方の座席配列がもう少しうまく処理されていただけに、ちょっと個人的には色々と心配になりそうな出来かな…という感じがします。
マイナーチェンジしたとはいえ、逆T字窓の窓枠処理も基本形のデザインは1980年代から変わっていないだけに、海外製の車体と比べるとここも野暮ったく見えるというか見劣り感。
量産型もこのレイアウトだと先行しているEVJ、あるいは海外勢の進出は止まらなさそう。あとは残りの国産メーカー、ふそう陣営がどう動くか…
